先天性サイトメガロウイルス感染症とサイトメガロウイルスワクチンの話題

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先天性サイトメガロウイルス感染症を予防できるワクチンがない

2013年現在、先天性サイトメガロウイルス感染症を予防できるワクチンは
まだ存在しません。

 

 

アメリカでは複数の製薬会社がサイトメガロウイルスワクチンの臨床試験を行ってますが、
それらの多くはHIV患者や臓器移植患者が対象です。

 

 

2011年の時点で、アステラス製薬から以下のようなニュースが発表されていました。

 

 

アステラス製薬株式会社(本社:東京、社長:畑中 好彦、以下「アステラス製薬」)は、
2011年7月12日(米国時間)に、米国の医薬品会社バイカル社
(英名:Vical Incorporated、本社:カリフォルニア州サンディエゴ、President & CEO:Vijay B. Samant)と、
同社が創製、開発している移植時のサイトメガロウイルス血症予防ワクチン「TransVax?(トランスバックス)」*
について、全世界における開発・商業化に関する独占的ライセンス契約を締結しましたのでお知らせします。

 

 

「TransVax」はサイトメガロウイルス抗原であるpp65及びgBを発現する遺伝子を
組み込んだ二つのプラスミドDNAを主成分とするDNAワクチンで、
造血幹細胞移植時のサイトメガロウイルス血症の発生率を有意に抑制した
(第II相臨床試験結果)世界で初めてのワクチンです。

 

 

このTrans Vaxなる薬剤も適応は造血幹細胞移植、ですので、
先天性サイトメガロウイルス感染症の予防としての適応はありません。

 

 

現状、私も先天性サイトメガロウイルス感染症の予防としてのワクチン開発が
進んでいる状況なのかどうなのか詳細が分かりません。

 

 

アステラス製薬の方とは近々お話する機会もありますし、
サイトメガロウイルスワクチンのことを少し聞いてみようと思いますし、
何か資料がもらえれば、とも思っています。

 

 

先天性サイトメガロウイルス感染症予防のための啓蒙を進めるのであれば、
同時に診断・治療といった部分にまで話が及ぶのは必携であり、
その細部に至るまでのガイドラインが必要になりますし、
それがないと困るのは現場なのです。

 

 

そもそも、妊娠初期の胎内感染による固定化された症状を改善させる方法が
おいそれと開発されるとは到底思いませんが、現状のような、
難聴を改善させる効果はあるが・・・程度の治療、しかも保険適応が無く、
実際は莫大な医療費がかかる、さらには治療対象があいまいな現況では、
あまりに方針が無責任だという印象をぬぐえません。

 

 

 

 

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