先天性サイトメガロウイルス感染症とサイトメガロウイルスワクチンの話題

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先天性サイトメガロウイルス感染症診断上の問題点AIgG Avidityの検査時期

先天性サイトメガロウイルス感染症診断上の問題点、
今回はIgG Avidityという検査とその実施時期についてのお話です。

 

 

まず、妊娠中のサイトメガロウイルス検査の流れを示します。

 

 

 

 

上記のように、IgMが陽性であった場合、
IgG Avidityを調べることになります。

 

 

IgG Avidityとは?

 

 

IgG Avidityについては、上記で確認していただくとして、
ではIgG Avidityを調べれば妊婦の初感染を判定できるのか?
というと、これが残念ながら現実的にはなかなかすんなりと行かないのです。

 

 

IgG Avidityによる初感染の判定基準の目安は、
妊娠25週以下での採血で35〜45%以下。

 

 

となっているのです。

 

 

私が経験した症例は、前医からサイトメガロウイルスIgM陽性だから、
その後のフォローをよろしく、というもので、
しかし当院を受診したのは既に30週を過ぎており、
IgG Avidityを測定しても、判定が難しい時期であったのです。

 

 

つまり、たとえIgG Avidityが上記の基準以上の高値だったとしても、
それが初感染を否定することはできない、
という時期になっていたのです。

 

 

このように無責任にサイトメガロウイルスIgMだけを調べられても、
紹介された先でその後のフォローに困る症例はあります。
胎児に症状があるなら積極的に先天性サイトメガロウイルス感染症を
疑いますが、そうでない場合、発育も順調で特記すべき所見の無い
胎児であれば尚更です。

 

 

 

 

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